20060719


悪友がmixiに書いていて知ったのだけれど、僕の地元のTSUTAYAがネ申。
レンタル用ビデオ一掃のため、全てのビデオを100円で売り出している。
仕事帰り早速立ち寄って、両手に抱えたカゴからあふれ出した辺りで撤退。まだ店の半分くらいしか見ていないから明日もう一度買出しに行く予定。
結局今日購入したのは(安全のため)既に見た「名作」ばかり(ってもゴダールやトリフォー辺りは全滅だったのであれですが)でした。以下リストアップ。
 

   …オードリーがいれば他に誰も要らないと思っていた時期が僕にもありました。

  • バティニョールおじさん

   …「あやしいおじさんと子供たちの交流」という僕の好みをピンポイントで刺激した作品。なぜかこのジャンルはナチス占領時代が多い気がする。

   …同名の原作漫画を友人に貸してもらってからはまり、自転車旅をするようになってから虜となった。レースシーンの表現は素晴らしい。

  • 世界中がアイ・ラブ・ユー

   …以前このブログでも取り上げたけど、友人と夏休みの間にウディ・アレン映画祭を開催する予定だったので購入。

   …残念ながら日本語吹き替えしかなかった。と思ったら友人の日記を見たところどうも英語版は奴が買って行った模様。しまった。

   …「シングル・マザーは宝の山。連中は金を持ってるし一度苦い目にあっているからすぐ結婚とか言い出さない」。友人にすすめられて観た。「ブリジット・ジョーンズ」制作スタッフによる三十代の男についての作品。友人は「男の子が飴を投げつけられるシーンが泣けた」とのこと。「あやしいおじさんと子供たちの交流」シリーズ第二弾。

   …作品としては今ひとつだったけれど地中海の小島の映像の美しさはそれだけで観る価値アリ。

  • マイ・ワンダフル・ライフ

   …「あやしいおじさんと子供たちの交流」ジャンル第三弾。というかロベルト・ベリーニは本当に凄い。ミソジニックですが。

  • オール・アバウト・マイ・マザー

   …これも凄く良かった。セシリア・ロスいい味出してる。

   …トリフォーのアントワーヌ少年シリーズの中ではあまり好きなほうではない(やっぱり二十歳の恋でしょう!)けれど。

   …四年前の元旦に恵比寿ガーデンシネマで、今は喧嘩してしまった女の子と二人で見た(その後に飲んだワインは美味しかった)。涙が出るくらい笑った。やはりアレンはいい。

   …股間ヒルが吸い付くシーンが好きです。

  • 犬の生活/担え銃/偽牧師

   …ケースについてる淀川さんの解説によると「犬の生活」は「この作品からチャップリン喜劇はドタバタのスラップスティック・コメディー短編から離れてストーリーを持つ作品に移っていった」記念作らしい。これも初めて観たときは泣けました。

   …僕がファンのマイケル・シェイボン原作。映画としては期待していません。

  • クレイマー・クレイマー

   …ダスティ・ホフマンかっけぇ。

   …原作のE.L.ドクトロウは僕の中でアメリカ文学五本の指に入るくらい好きな小説家ですが、これは作品もなかなか。衣装やらなにやら二十世紀初頭のアメリカの再現にかなり力を入れていていいと思う。ラグタイム・ピアノもしみじみといい。

  • ミリオンダラー・ホテル

   …ブエナビスタとかこのころのヴェンダースは正直ちょっと苦手だった(だから最近のロードムービー回帰は嬉しい)。まあ原案はU2のボノだからしょうがないんだけれど。

   …ベルリン映画祭銀熊賞受賞作と9年後にでたその続編。といっても後者のほうが圧倒的に凄い。いいから観なさい。
 
の19本。どうも友人の日記を見る限り友人やゼミの後輩で百本近く買い占めていった模様。許せない。明日もう一度行って今度は店の残り半分を見てこよう。