20060418

ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫) ダンス・ダンス・ダンス(下) (講談社文庫)
真っ暗な研究室に一人でたたずんでいたはずの先輩が消失したり(いるかホテル?)、内定とは実は都市伝説じゃないかという問題が提起されたりと実にMurakamisqueな一日。だからというわけでもないけれど、ともあれ『ダンス・ダンス・ダンス』読了(再読)、これにて村上春樹強化週間無事終了。改めて読み返すと他の作品に比べてやや身体観が古臭い(間違ったポストモダニズムっぽい)気もするけれど、それはこの作品を読む僕が村上と「僕」(作中の語り手)との距離を今ひとつ測りきれていないことにも多少起因するのだろうと思う。それでもどうも今ひとつしっくりこなかった。
 
午前中自転車修理、午後は講義のためJ.M.Coetzee, _Disgrace_再読、夜は先輩の壮行会。悪気無く本質をつく知人に痛い指摘をされ、少し楽になる。多謝。