20080108

Lisbon222008-01-08


告白します。前回の日記で、白菜のクリーム煮を作ったので同居人に残そうと書きましたが、お腹がすいたので夜食に全部食べてしまいました。ごめんなさい。
など言いつつ、よしながふみのもたらした料理熱収まらず。ブロッコリーのオリーブ油煮(ブロッコリーのほくほくした感じが美味しい。ローズマリーもあいます)、鮭のムニエル(最後にバルサミコ酢を少しかける)、白菜と肉団子のスープ(例によって白菜の甘みが出て美味)。料理をすると他のことを何も考えられなくなって幸せ。

Critical Race Theory: An Introduction (Critical America)

Critical Race Theory: An Introduction (Critical America)

再読(ビブリオだけ眺めるつもりが、思った以上に勉強になって読み返してしまった)。
批判人種理論の入門書として、70年代法学に端を発するこの理論/運動の流れやその方法論・射程にいたるまでを非常に判りやすく解説。興味深かったのは、黒人の検挙率が白人より高いのは、何もしていない状態において「黒人」の方が警官に呼び止められやすいからだ(結果として黒人の方が逮捕される確率が高い)、という実にシンプルで奥の深い指摘。このアルチュセール的な呼びかけ―主体構成の瞬間において、「黒人は『犯罪者』が多い」というステレオタイプはまさに社会的「事実」として構築される。社会科学はこの種のマッチポンプを見通すリテラシーをこそ教えていかなければいけないと思うのですが。