2006050402

 
研究会。何だか文学プロパーの人ばかり集まってしまい、社会学ディシプリンの友人(先輩)に申し訳ない。僕ももともと社会学プロパーのはずだったのだが(今でも一応ずっと文学やってた人よりはそちらに近いと自認しています)。それでも文学と社会学なんて一応隣り合っているような学問であっても、ちょっとディシプリンが違うだけで時折はまり込んだ様にやりにくくなる。眠くて頭回らず。
以下メモ。
  
・シンシア・エンロー『策略』
策略―女性を軍事化する国際政治
女性と軍隊、国際関係におけるジェンダーを語る際の必読基本文献とのこと。この手の情報が全く抜けているのが情けない。軍隊のミクロな制度がいかに(伝統等でなく)政治的策略に基づいているか、そしてそこにおいて女性の身体がどのように位置づけられているか。議論は平明ながら、知のジェンダー化をどう考えるかのヒントには非常に役立つ本のよう。ますますハラウェイもって来られなかったことを後悔。
 
・Robert Young, _White Mythologies_, #1Historicism and Imperialism
White Mythologies
発表者はポスト構造主義ポストモダニズム、という構図でまとめてくれたのだが、今ひとつよくわからない。この辺りは自分で読まなくてはいけないのだが。他者を言語の問題と考えるか否かは最近悩みどころ。
 
ジョアン・コプチェク『<女>なんていないと想像してごらん』,#2「ナルシシズム、斜めから見て」
<女>なんていないと想像してごらん
ラカンベルサーニの対比、ナルシシズムと昇華の違い、部分対象、去勢(単語を羅列してみただけです)。大まかには理解したが、今ひとつ「小さな対象」というものが何を指すのか理解していない。