20060503

新緑がまぶしい。初夏は好きだ。
僕の住む町には、駅から伸びる二本の商店街を除けばほぼ碁盤の目上に道路が広がっている。仮に中央線がまっすぐ東西に伸びているとすれば、一本一本の道は東西南北を貫く形で伸びているはずで、どうやらそれはかなりの精度で正しいようだ。
研究室を出て、一番近くのコンビニまでは道一本で、そこから長い長い一本坂へ続いている。その道は真っ直ぐに東に伸びて、六時くらいにコンビニに向かうとひたすらに続く坂道の真上あたりから太陽がにょっと顔を出して、何だか笑ってしまうくらいにまぶしい。意味もなく駆け出せば、徹夜明けの頭は酸欠で簡単にちかちかきらきらとし始める。
 
暑くなったり、寒くなったり、雷が鳴ったり、色々しているうちに五月。早い。
先週から月曜:学部時代からの友人と飲む(2時)、火曜:ゼミ後に院の友人と食事(23時)、水曜:同じく院の友人と夕食(21時)、木曜:ゼミ後に院ゼミの新入生らと食事(22時)、土曜:南青山のクラブにて院の友人のライブ(日曜朝4時まで)、週明けて月曜:院の友人と夕食(22時)、火曜:ゼミ後に学部時代からの友人と食事(22時)、と気がつけばほぼ毎日誰かといた。たまに誰にも会いたくなくなるときもあるけれど、こうして刺激を受けたり、ぐだぐだしたり、どきどきしたり、油断したり、苦笑したり、色々しているうちに(たぶん東京での最後の)一年が過ぎていくのはいい。