20060219

土曜は簡単に書いたように学会。「お茶の水女子大学21世紀COEプログラム:ジェンダー研究のフロンティア/Project D英語圏第三次年次大会:文献討論会「L. Bersani, The Freudian Body:Psychoanalysis and Art を読む」」。長い。もう一日分くらい書いた気がする。ここのリンクからもいける村山敏勝先生がメイン発表をなさってました(トラバ残すと恥ずかしいのでリンクは張りません)。
非常に刺激的で色々と思うところはあったのですが、少し本筋とは関係ないところで、「現実」と「アート」の関係はもう少しちゃんと考えないといけないな、と思いました。それから「食べる」ことの意味と。
自分の外部にあるものを内部に取り込むことに起因する快楽は、けれど過度に進むと不快と化します(ものを食べさせられないことよりももう食べられないのに無理矢理食わされることのおぞましさは多くの人が指摘するところです)。そもそも僕達は何で食べ物を美味しいと思うのか?どんなときに?そこにどんな欲望が入っているのか。文学と食の問題はあまりみんな真面目に論じてないような気がするんですが(個々の作品論はあっても)、ちょっと考えてみると面白いのかもしれません。プルーストのマドレーヌなんて、別にマドレーヌじゃなくてもいいじゃん!と思うのですが、一方今まで紹介したようにえらいご飯が美味しそうな小説もあるんですよね。お腹が空きました。