20090118


教訓はまたも身も蓋もない。誰かと分け合う幸福な時間に勝るものはない。
16h、K氏@恵比寿:ネパール料理屋「ソルティーモード」。
店に入るなり頼んだ暖かいラム・チャイは、寒空の下の恵比寿〜代官山散歩で冷えきった体を温める。ベジタブル・パコウダは野菜のネパール風かき揚げ。カレー風の下味のついたジャガイモ・ニンジン・タマネギを衣で揚げたものにスパイスをかけ、好みでパセリの入ったトマトソースをつけるのだけど、そんなものがなくてもとても複雑で美味。チョイラはマトンの炒め物に、生のスパイスをまぶしたもの。炒め終わった後にスパイスを投入するので、香りが飛ばず新鮮で強烈な風味が、羊の独特の香りを引き立てる。ダル・バードはインドで言うタリーのような、定食メニュー。二種類のカレー(ほろほろのチキンと、優しい味のポテト)、角切りの大根の浅漬け、豆のスープで1200円は一人で来てもきっと凄く嬉しい。
僕はネパール・ラムのロック、K氏は二杯目のラム・チャイを飲み、雑居ビルの五階から恵比寿の町並みを眺めながら、しみじみと美味しいものが与えてくれる幻想に浸る。