私の馬鹿心
友達のmixi日記を見て、無性に苺を入れたシャンパンが欲しくなって西友へ走る。駅前のロータリーで何となく線路のほうを見ると、オレンジの電車が止まっているのが見えた。なぜだか妙に違和感を感じて、数秒経ってから三角屋根の駅舎が完全に取り壊されていることに気がついた。それ以外は何も変わっていないはずなのに、まるで知らない国の知らない町にいる。見つめるうちに、周りの銀行や居酒屋のビルも見知らぬものに思えてきた。ここは、私の知っている町なんだろうか?
霊魂を出口から出して空になったが、まだ肉体は揺れてるし
私達は浅い呼吸をするようだね、郊外の駅で、切りはなし
夢魔の
、境に
歩が
、すすみ
(吉増剛造「絵馬、a thousand steps and more」より)
ふらふらしているうちにまちがえて微発砲の赤を買ってしまいました。物干し竿の靴下の中に小さなチョコを入れて、風に揺らそうと思います。メリークリスマス!