2006062702

 
深夜、研究室に引きこもる前に本屋に立ち寄り「Waseda Bungaku」というフリーペーパーを入手。日本で初の文学・思想系フリーペーパーだが、もとは「早稲田文学」というかなり歴史のある月刊の商業文芸誌。ロリペドナルシストな僕の大好きな*1大久秀憲という作家も連載していた。二年位前から「End of Literature―文学の終わり/目的?」というかなりアレなサブタイトルがついていて不安だったのだが、文学より先にこちらが死ぬとは予想通り。しかし同人誌というジャンルに今ひとつ未来を見出せない(その最大の理由はそれが圧倒的に閉じたものであり、主体的に読もうとする人以外には働きかけないものであるから)僕としては文学・思想系のフリーペーパーにはかなり期待しています。
 
ところで今ぱらぱらしてみたら肝心の大久君は執筆陣からはずされていた模様。すばる文学賞受賞時には「人間隠居しないとだめだ」「28歳の大学8年生だが、バイトはせずに親からの仕送りで暮らしている。その一部で宝くじを買って送っているのが最大の親孝行だ」などの名言を放っていたのだが、今どうしているのだろうか。無事を祈る。

*1:「僕は笑いながら犬を追いかける姉を見ていた。」