文学部唯野院生


6/8
10h @国立:JAAS Proseminar
一週間前に「英語で20分の発表をしろ」との無茶振りを受け、スケジュールの都合から結局3日でペーパーをでっち上げたプチ学会、無事終了。
_Lolita_のコテコテの物語論的読解に対する応答ペーパーだったので、歴史学政治学中心の学会の中でそれをいかに生産的に位置づけるかに苦心する。ペーパーは二部構成で、物語論的読解が
1:「常に歴史化せよ」という命題と必ずしも相反しないこと
2:_Lolita_を児童性愛者個人の物語としてだけでなく、イノセンスへの文化的・集合的なリビドー(イデオロギー)備給の物語として読むことを可能にすること
を論じた…のだが、時間の都合から1はカット(業界的にはよくあることですが)。
ノン・ネイティブの若い院生に辛辣なことを言う人も少ないと思うが、社会学部出身としてはS.Douglassを初めとして社会学関係の方から好意的な評価をいただいたのは素直に嬉しかった。コーディネーターのN先生、司会のM先生、そして何より発表を聞きに来てくださったMゼミの皆さん、本当にありがとうございました。

18h @国立:籠太
各々の大学・学会・国の噂話や批評理論の流行など、いかにもな懇親会トーク。こそこそと各先生に自分のペーパーへのアドバイスを聞いてまわる。しかし今だから言うのですが、各学会の偉いさんテーブル/若手研究者テーブル/院生テーブルに完全に分かれていたのはどうだったんでしょうね。

20h 某先生方、先輩@国立:ジェムストン
敬愛する某先生を含む4人でバーに。ノン・ブレーキの批評談義(+学会噂話)に唯野教授を痛烈に思い出す。そういえば一次会で、唯野教授的な文学部パロディ物で抱腹絶倒のアメリカ映画があると聞いたのだが、すっかりタイトルを失念してしまった。どなたかご存知の方がいたらご教示ください。