Called into Being

友人と連れ立ってインゴ・マウラー展(LEDを散りばめた星空みたいな硝子のテーブルと、電球を頭にした鵞鳥!)、ICC(改装後初めて行ったが、相変わらず楽しい)。
19h30@新宿ハイチコーヒー。友人と別れ、一人でさくさくと食事しようと思って入るがやけに安くて美味しい。ハイチ風ドライカレー、サラダ、オードブル、コーヒーで1100円。ラムを垂らしたコーヒーの香りを嗅ぐと、無性に胸が騒いでどこかに行きたくなった。
気がついたら九月で、なかなか回復しないものの、何とか助けられて生活しています。多謝。

最近読んだもの。

地下街の人びと (新潮文庫)

地下街の人びと (新潮文庫)

精神分析という経験―事物のミステリー

精神分析という経験―事物のミステリー

翻訳のために読む。が、よくわからない。というか訳が正直かなり読みづらい。"Unthought Known"とか用語はかっこいいんだけど。
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

悪童日記 (ハヤカワepi文庫)

第二次大戦中のハンガリーを舞台にした、双子の少年の物語。戦争による動物化に対抗するために、自律自習し「理性」によって生きていこうとする二人の姿は、(動物化への抵抗としての)「人間」であることがしばしば恐ろしく残酷なものであること、それでもそうやって生きていくしかないことを示しだす。恐ろしくハードボイルド(特に終盤は圧巻)。